私は死亡者

「なのに、名前は空欄だった」

「名前を書けなかった!
あの影が……私の手を、止めたんだ……!」

その瞬間、蛍光灯がバチンと消えた。

暗闇の中、医師が叫ぶ。

「逃げろ!
あいつが来る!!」

さっき外で見た黒い影が——
部屋の奥からゆっくり近づいてきた。