私は死亡者

「殺された……?」

「あなたの死因、公式には“事故死”扱いだった。
でも遼くんはそれを否定してたの。
“誰かにやられた”って。
そして突然、姿を消した」

私は胸の奥がぎゅっと縮んだ。

「遼が消えた理由……私?」

「……たぶんね。
遼くんはあなたのこと、警察より先に自分で追い始めてた。
あなたが死んだ夜、近くで黒い影を見たって言ってたし……」

黒い影。
先ほど玄関に現れたあの男と同じ存在だろうか。