夢幻に消えた君と、存在しない約束の続きを。



窓の外は既に翌日の夕暮れ色に染まっていた。


「え⋯⋯?」


時計を見て、心臓が止まりそうになる。
朝の検査が終わってから、昼を過ぎまでずっと眠り続けていたのだ。


夢の中で、僕は誰かと一緒にいたはずだった。
どこか遠い、光の溢れる場所で、ずっと手を握っていた気がする。


けれど、目覚めた僕の手の中には、温もりのかけらも残っていなかった。