「小説は誰が書くものか」という噂がたった。話者は不特定多数の者。どこの誰だかわからない者。あまりかかわったことない者。
 統一意識体「みんな」というものがあって、そいつが小説は誰が書くかと協議しているのだ。まるで、そんな感じだ。