君じゃなきゃ、だめな理由 −イケメン幼馴染に溺愛されてます-

何を話したらいいかわからなくて黙ってると

「元気だった?」
「え?あ、うん…」

「……」
「……」

「悠真は?」
「うん、元気」
「そうなんだ、サッカー…」
「え?」
「サッカー続けてるの?」
「うん…」
「そうなんだ」

中学の頃、教室の窓からいつも放課後悠真が部活しているところをよく見てた。

学校に着いて靴を履き替えて、階段を上ってると悠真はあっという間に友達に囲まれていた。

「あ……」

「咲蘭はいいの?」
「はる…なにが」
「何か、言いたいことあったんじゃねぇの?」
「別に…」

「でもお前…好きなんだろ?諦めんの?」

「別に好きなんかじゃないよ……今は幼馴染なんかじゃないし、ただ家が隣なだけ」
「……咲蘭」 
別に好きなんかじゃない…手を伸ばしたって悠真には届かない
放課後、ため息をつきながら帰宅する準備をしてると

隣のクラスの春樹が入ってきた
「咲蘭!」
「な、なに?」
「今から一緒にサッカー部行こう」
「は?え?ちょっと、はる」
腕を引っ張られてサッカー部のグラウンドに行くとそこには悠真がいた。

「やっぱり、帰る」
「なんでだよ、いいから」
「言いたいことあるんだろ?幼馴染なめんなよ
俺だってずっと咲蘭の隣にいたんだから顔色でわかるよ」
「はる…」
「だって、俺お前の親友だしな」
「ふふ、なにそれバカなの」
「な、お前人がせっかく慰めてやってんのに」
「ごめんごめん」