深夜0時のドッペルゲンガー


「な、なにこれ…!?」

私は咲に、身に覚えのない写真を送っていた。

タップして拡大すると– –

「っ…!?」

暗い教室の中で、机に顔を伏せている三つ編み姿。

– –私、だ。

『夜中、突然目覚めて…。その時、枕元に置いてたスマホの画面がついてて、見たらしずくから写真が送られてたの…』

「そ、そうだったの?でも、私はこんな写真、送ってないよ!それに、これが送られた時間は22時16分…その時、私寝てた…っ…!!」

その瞬間、私の目は、窓の前に立っていた人物に引き寄せられた。

さっきまで、あんなところに人はいなかったのに。

その人物は、うつむいていて顔は見えないが…それでも分かった。

三つ編みに、この中学校の制服。

「私…!?」

通話が繋がっているスマホから、『しずく?』と咲の声がしたけど、私は返事もできないほど、動揺していた。

すると– –月明かりが一瞬、この教室を照らした。

– –と、同時に…“ナニカ”がゆっくりと顔を上げる。

「あっ…」

かすれた声。

その顔は、私と同じだった– –