深夜0時のドッペルゲンガー

次に、左側の道– –ドッペルゲンガーがいる方に体を向ける。

イジメの思い出が、鮮やかに蘇った。


– –
『こっち来んなよ、ブス!!』

『ブス菌がうつるー!!』

『つかアンタと同じ空気、吸いたくないんだけど!!』

『それな!見るだけでも不快な気持ちになるし!』 

『もう学校来んなよ!!』
 
『死んだほうがよくね?』

『たしかに!!しーね!!』

『しーね!!しーね!!』

『『『『しーね!!!!』』』』

– –
わざと足を引っかけられ、転んだ。

持ち物を隠され、壊された。

机に悪口を書かれた。

パシリにされ、時には理不尽な要求もされた。

クラスメイトの財布を盗んだと、濡れ衣を着せられた。

掃除道具で叩かれた。

体育館倉庫やトイレに閉じ込められた。

集団リンチに遭った。

存在ごと、無視された。