深夜0時のドッペルゲンガー

中2の私– –篠森しずく(シノモリ シズク)は、クラスでイジメられているのだ。

今日もそう。

2時間目が終わって担任が教室を出て行くと、いつも通り、イジメっ子を筆頭に私の悪口大会が始まった。

私は机に顔を伏せ、寝たフリをする。

これもいつものことである。

だが– –いつもなら本当には寝ないのに、今日は精神的な疲労が結構たまっていたのだろうか。

眠って– –しまったんだろう。

その証拠に、寝たフリをしたのは覚えているのに、3時間目など…その後の記憶が全く思い出せない。

でも、今が夜だとして– –私、ずっと寝てたの?

ううん– –それよりも、なんでだれも起こしてくれなかったの?

イジメっ子やそのイジメを傍観しているクラスメイトたちが私を起こさなかったのは納得できる。

でも、先生が私を起こさないのは明らかにおかしい。

両親も、私が帰って来ないとなると私を探すはずだ。