深夜0時のドッペルゲンガー

「えっ…?どういうこと…?」

そう聞くと、ドッペルゲンガーは「ハァ〜…」と大げさに深いため息をついたあと、あきれたような目で私を見た。

「トボけるつもり?イジメられて復讐したい…って思ったこと、ないわけ?」

「っ…!!」

そんなの…あるに決まってる。

その言葉は、なんとか飲み込んだ。

そう言ったら、自分の中のなにかが壊れてしまいそうで。

でも、ドッペルゲンガーは続ける。

「せっかくあたし、復讐するチャンス与えてんのにさぁ。感謝してよ」

なっ、感謝って。

さっきまで私、さんざん怖い思いしたのに…。

– –とは思いつつ、心のどこかで…私は…アイツらに復讐するチャンスができたこと、嬉しく思っていた。

それでも、私の中に残っていた良心が邪魔をする。


– –「…ハァ…」

すると、ドッペルゲンガーはまた大げさな深いため息をついた。

そして– –真面目な顔で、私を見た。