階段を駆け下りる自分の足音も、バクッバクッという心臓の音も、学校中に響き渡ってるんじゃないかと思うほど、ひどくうるさかった。
またドッペルゲンガーが私を追いかけているだろうが、後ろを見る勇気はない。
そして1階についたタイミングで、電話口の咲に今起こったことを説明する。
「– –と、いうことだったの…ごめんね、咲。ずっと無視しちゃって」
『全然平気だよ、気にしないで!それと私、もうすぐで学校着くよ!』
「ありがとう!私、昇降口まで行くからそこで待ってて!」
『分かった!』
咲の返事を最後に、私はスマホから視線を離し、転びそうになりながらも全速力で走り続ける。
って、あと充電少ししかないじゃん…サイアクだ…!!



