説明している間にも、“ナニカ”が背後に立っているんじゃないかとビクビクしてしまう。 すると、咲が言った。 『ねぇ、しずく…それ、ドッペルゲンガーなんじゃない?』 「ドッペルゲンガー…?あぁ…自分と同じ姿の分身?」 『うん。しずくが会ったのはたぶん、ドッペルゲンガーだと思うよ。私、なんか不安だから学校に行くね。今どこにいるの?』 「えっと、2階のトイレ」 『分かった!』 「ありがとう、咲…」 – –キーッ。 「え」 個室のドアが開いた。