教室
一人の女子が日和を見ていた
北川 彩芽:あの子かわいい…お友達になりたいな
てか、あの子って……
彩芽:「ねえ桐谷さんて早川先輩と付き合ってるんだよね?」
日和:!!
突然クラスメートに話しかけられ、日和はドキっとしたがとりあえず頷いた
彩芽:「二人は幼なじみってホント?」
日和:「う…うん…まあ」
日和:何だろ? この子グイグイくる…
彩芽:「私にも幼なじみがいて、なかなかそれ以上の関係になれないから、付き合ったきっかけを聞きたくて」
日和:あーなるほど…
日和:「…え、えっと…私たちは…6年間離れててそれで再会してって感じで…」
スーっと日和の瞳から涙が流れた
彩芽:「わっ、どうしたの? 桐谷さん?!」
日和:え? 私泣いてる?!
樹のことを口にした途端、無意識に涙が出てきていた
祐生:「おい桐谷どうした?! こいつに何か言われたのか?」
祐生が慌てて駆け寄ってきた
日和:「違っ……ご、ごめん」
彩芽を睨みつける祐生
怖くて目を背ける彩芽
彩芽:「…ただ幼なじみの話をしていただけだよ」
祐生:「おまえーー 余計な話するな!」
彩芽:「え? もしかして二人別れちゃったの?」
バン!!
机を叩く祐生
彩芽:「ひいっ…」
日和:「祐生くんやめて…ご、ごめんね北川さん、別れてはないんだ。ただちょっと会えなくなっただけ……」
彩芽:「そっか、なんかごめんね、こんな話して」
彩芽:き、気になる! でもこれ以上桐谷さんには聞けないな
お昼
彩芽:「桐谷さん、さっきはごめんね。一緒にお昼食べない?」
日和:北川さん…私さっき急に泣いたりしてビックリさせちゃったのに、声かけてくれた
日和:「うん」
彩芽:「桐谷さん…日和ちゃんって呼んでいい? 私も彩芽でいいから」
日和:「うん、あ、彩芽ちゃん…」
彩芽:「えへっ、そうそう日和ちゃんは水本くんと仲いいの?」
日和:「あっ…今 一緒にバイトしてて」
彩芽:「そうなの? どこでどこで?」
日和:「祐生くんの叔父さんがやってるカフェで、つい最近始めたばかりなの」
彩芽:「へー 今度行ってみてもいい?」
日和:「うん、もちろん」
日和のクラスを美咲が覗いていた
美咲:日和お友達とお昼食べてる…よかった
安心して自分のクラスに帰る美咲
