ー それから春休みは毎日4人で過ごした
和泉くんと修一くんの部活がある日はその前か部活後、ゲーセン・カラオケ・公園でバドミントンやキャッチボール……
極めつけは
和泉:「今日はオレんちで焼肉な!」
美咲:「ちょっと和泉、あんたのペースで毎日がっつり食べてたら太っちゃうよ」
和泉:「今、体動かしたから大丈夫だろ」
毎日のように誰かの家でがっつりごはん
修一:「和泉、こんなに俺たちといて彼女は大丈夫なのか?」
和泉:「あー フラれたんだよねオレ」
日和:え?! もしかして私のせいで…
和泉:「あっ日和のせいとかじゃないぜ、ただオレがあいつの思ってるようなヤツじゃなかっただけだ。だからみんなと遊べてオレも癒されてんの」
そう言って和泉は日和の頭をポンと叩いた
日和:和泉くん…
学校
松本:「あれー和泉、今日一人? もしかして彼女とケンカでもした? ここんとこ二人なんか様子変だし」
部活帰り松本が和泉に絡んできた
和泉:「……フラれた、別れたんだ」
松本:「え?!」
松本:なんかあるとは思ってたけど…
和泉は松本の肩を抱き寄せ
和泉:「松本、おまえ前みたいに騒ぐなよ。そっとしといてくれ」
そう言う和泉の真剣な顔を見て
松本:「お、おー そうか、よしじゃあ傷心の小林くんに俺がなんか奢ってあげよう」
和泉:「サンキュー、でもちょっとしばらく忙しくて、暇んなったらよろしく頼むわ」
松本:「お、おう」
和泉:「んじゃ急いでっから、またな」
和泉は走って帰っていった
その後ろ姿を見ながら
松本:「大丈夫かな? アイツ…」
本気で心配している松本だった
ー いつくるかわからない樹くんからの連絡を待ちながら、どう過ごせばいいのかわからなかったのに、みんなのおかげで充実した日々を過ごせている
そして春休みが終わるころには
美咲:「もうみんなと食べるごはん美味しすぎて…おかげで私2キロも太ったよ(汗)、日和は?」
日和:「私1.5キロ…でもね、私一人だったらきっと家にこもってほとんど食べずに泣いてたかもしれない。こうやって外に連れ出してくれて、瘦せるどころか太っちゃって、フフっ」
嬉しそうに笑う日和
日和:「みんなのおかげで私、笑えてるよ。本当にありがとう」
美咲:「日和~ 大好きだよ」
修一:「日和は俺たちの大事な仲間だ、それに日和に何かあったら和泉が命がけで守るから大丈夫だ! なっ?」
和泉:「おう、任せとけ」
日和:ありがとうみんな…みんながいてくれてよかった
ステキな仲間…大事にしたい
新学期 二年生
祐生:「桐谷、久しぶり。同じクラスだな」
日和:「うん、よろしくね」
ー 祐生くんとはあれから友達として少しずつ普通にしゃべれるようになっていた
祐生:「先輩元気か? 卒業しちゃったから寂しいんじゃないか?」
急に日和の表情が曇る
日和:「…あっ…うん……」
祐生:?
ガラッ
先生:「はいみんな席ついて」
日和の様子を不思議に思う祐生
