そこに
和泉:「日和ーっ!」
日和:! 和泉くん!
息を切らしながら日和に駆け寄る和泉
和泉:「ハァ…ハァ…大丈夫か? 日和」
日和:「…樹くんの荷物…全部…全部持って行かれちゃったーー アア……」
声を荒げて泣き叫ぶ日和
和泉:なっ…どういうことだよアイツ……
はらわたが煮えくり返るほどイラだっているのを必死で堪えながら、日和に寄り添う和泉
公園
和泉:「ほら」
日和にお茶を手渡す和泉
和泉:「少し落ち着いたか?」
日和:「…うん…ごめんね」
和泉:「今、美咲に連絡したから、今日は美咲んとこ泊まりな」
日和:え?!
和泉:「そんな顔で帰ったら親 心配するし、今日は日和を一人にしとけない」
日和:「ごめん、ありがとう……みんなに迷惑かけて…」
和泉:「そんなの気にすんな。大丈夫だ、そこに書いてある通りすぐにあいつから連絡あるさ」
日和:「…うん」
写真たてを抱きしめる日和
しばらくして、美咲の家に日和を送っていく和泉
日和:「美咲!」
日和は美咲を見るなり抱きついた
美咲:「日和ごめんね、今朝もっと日和の話 真剣に聞いて私も一緒に行けばよかった」
日和:「ううん、私こそごめん、迷惑かけて」
美咲:「迷惑じゃないよー」
二人は抱き合ったまま泣いていた
日和の泣き顔を見て和泉はある決断をするのだった
翌日 体育館
和泉:「すみませんでした」
みんなの前で頭を下げる和泉
キャプテン:「急用なら仕方ない、だけどちゃんと説明してから行けよ」
和泉:「はい」
先輩:「まあ、小林いなくても試合は楽勝だったけどね」
先輩:「うるさいのいなくて静かだったしな」
やんや…やんや……
キャプテン:「みんなおまえがいなくて寂しかったって言ってるぞ」
和泉:そんなこと誰も言ってないけど…
みんな和泉がバスケ部に帰ってきて安心して和泉をつつき始めた
松本:「九条マネは死ぬほど心配してたけどな」
苦笑いする舞香
キャプテン:「みんなに心配かけたバツとして今日一人で片付けと掃除な」
和泉:「はい」
練習後、和泉が一人で片付けをしていると舞香がやってきた
舞香:「手伝うよ」
黙々とボールを拾っている舞香を見て
和泉:「舞香…ちょっと話せるか?」
