翌朝
樹:「日和おはよ」
日和:「お…はよ…う」
日和:夕べいっぱい考えたけど、どうしたらいいかわからないまま朝になっちゃった
日和はまっすぐ樹の顔が見られない
樹:「どうしたの? 日和?」
樹は日和の顔を覗き込む
樹:「クマができてる」
ハッと樹から離れる日和
日和:「ゆ、夕べなんだか眠れなくて…」
樹:「なんだ、目を合わせてくれないからどうしたのかと思った」
日和:「ごめん…だからあまり見ないで」
樹:「それはできないよ、僕は一日中だって日和の顔を見ていたいんだから」
そう言って顔を近づけてくる樹
日和:「い、樹くん…ここ外だから…ね」
樹:「ん、わかった。今は我慢する」
日和:ハァ…大丈夫かな私
美咲:「日和、おはよ」
日和:「美咲…おは…」
美咲を見たその瞬間、視線の先に祐生の姿が見え、固まる日和
美咲も祐生に気付き
美咲:「水本くん、おはよ…」
日和は美咲を引っ張り
日和:「美咲、数学の課題自信ないから見せて。早く行こ」
明らかに様子のおかしい日和を不思議に思う美咲
美咲:「日和なんかあった? そういえば水本くんもなんかあったのかな? 顔が腫れてたような…」
日和:えっ?! 昨日はそんなことなかった…
あの後? いや…今顔を合わせても平常心で顔を見れる自信ない
放課後
樹:「あれ、日和は?」
美咲:「さっき先生に呼ばれて…今日、日和なんだか様子おかしかったんだけど、なんかありました?」
樹:「え? いや寝不足って言ってたけど」
日和の様子を見に来て、その会話を偶然聞いた和泉
和泉:「おまえ、何も聞いてないのかよ!」
樹:「小林? 何か知ってるのか?」
和泉:日和あれからずっと一人で抱えてたのか…くそっ、なんも言ってやれなくてもそばについててやればよかった
樹:「おい、小林!」
日和に何があった? と心配でたまらないという顔の樹を見て
和泉:「あー、まあ…おまえは知ってた方がいいな。実は昨日… !! あ! てめー何しにここ来たんだよっ!」
祐生の姿を見た和泉は急に怒り出した
樹:「あれ? 祐生その顔どうした?」
和泉:「オレが殴ったんだよ!」
そこに日和が帰ってきた
日和:なんで? なんでみんなここにいるの?
祐生:「桐谷」
祐生の顔を見て思わず走り出す日和
追いかける祐生
