甘々王子とやらかしヒーロー


日和:「樹くん!!」

樹:「日和!」

日和は樹のもとに駆け寄り、樹は日和を抱きしめた
日和を抱きしめたまま

樹:「向田さん、響子と一緒に席を外してくれませんか」

向田:「…はい」

向田は、ポカンと突っ立っている響子を連れて病室を出て行った

日和:「樹くんケガは?」

樹:「たいしたことないよ、落ちてきた看板に驚いて頭をちょっとぶつけたから、大事をとって数日検査入院するだけだよ」

日和:「そう、よかった…本当に無事でよかった」

樹にしがみつく日和

樹:「ごめんね心配かけて…会いたかったよ日和」

日和を力強く抱きしめる樹

日和:「私も…」







数日後

樹:「初詣、すっかり遅くなっっちゃったね」

日和:「人がすいてていいよ」

近くの神社にやってきた二人


樹:「お正月、一緒に過ごせなくてごめんね」

日和:「ううん、樹くんが元気になってよかった。秘書さんたちも帰ったんでしょ」

樹:「うん、昨日の便で」

日和:「あの後二人はどうなったの?」

樹:「うーん、どうもはっきりしないんだよね。でも惹かれあってるのは確かだから…響子も婚約は解消するようご両親に話してくれるって約束したし。僕も春休みにはアメリカに帰って、会長ときちんと話をしようと思ってるから、心配しないで」

日和:「うん、わかった」

お参りをする二人

日和:「樹くん、何お願いしたの?」

樹:「秘密、でもたぶんきっと日和と同じだと思うよ」

日和:てことは、ずっと一緒にいられますように…かな

嬉しそうに微笑む日和

日和:「樹くん、おみくじ引こう」

凶が出て愕然とする日和







数日後
街でばったり祐生に会った日和

祐生:「桐谷、今日は一人か?」

日和:「美咲と遊んでて、さっき別れたところ。祐生くんは?」

祐生:「オレは…オレに弟いるの知ってるよな?」

日和:「うん」

祐生:「明日、弟の誕生日なんだ。で、プレゼントを朝から買いに来てるんだが決められなくて」

日和:「朝から? もう夕方だよ」

祐生:「…なあ、もし時間あったら一緒に選んでくれないか?」

日和:どうしよう…祐生くん困ってるし

日和:「いいよ、弟さん何歳なの?」

祐生:「明日で5歳になる。翼ってんだ」

日和:「5歳かぁ、かわいいんだろうね」

祐生:「ああ、すっげーかわいい」

照れている祐生

日和:祐生くん、翼くん大好きなんだろうな…よし、喜んでくれるもの探さなきゃ

日和:「翼くんって何が好きなの? キャラクターとか」

祐生:「キャラクターはわかんねーけど、恐竜は好きだったな」

日和:恐竜か…

それから二人でいろいろな店を回ってプレゼントを探して歩いた


祐生:「恐竜のレゴか、いいなこれ」

日和:「そこまで難しくなさそうだし、楽しそう」

祐生:「よしこれにする。ありがとうな桐谷」

日和:「うん、喜んでくれるといいね」

祐生:「ああ、今度お礼にケーキおごるから店に食べに来いよ」

日和:「わーありがとう」

日和:よかった、祐生くんの役にたてたなら



日和:「送ってくれてありがとう」

祐生:「じゃ」

日和:「明日は翼くんと楽しんできてね」

祐生:「ああ」

笑顔で答える祐生