美咲:「日和から連絡してみたら?」
日和:「でも…」
和泉:「日和、スマホ貸せ! オレがかけてやるっ」
和泉は日和のスマホから電話をかける
プルルル…………
和泉:「出ねーな」
和泉が発信を切ろうとした瞬間
プツ
樹:「…ごめん寝てた、あの後ずっと話してて…日和?」
和泉:「…日和じゃねーよ! オレだ和泉だ」
樹:「小林?! 日和は? 日和にかわって」
和泉:「だめだ、おまえ婚約者がいるらしいな、そいつと話はついたのかよっ」
樹:「……っ」
樹:あの後ホテルに戻って向田さんと話したけど、会長の命令の一点張りで…響子は響子で婚約に積極的だし
和泉:「日和を悲しませてんじゃねーよ! いいか、まずはそいつをなんとかしろ。それまでは日和の声も聞かせねーし会わせるつもりもねーから」
樹:「小林には関係ないだろ!」
和泉:「関係ある! 日和になにかあったらオレが守るって決めてる」
日和:和泉くん?!
樹:「日和は僕の恋人だ! キミに守ってもらう必要はない」
和泉:「はあ~ おまえっっ…っ、とにかくオレが殴りに行く前になんとかしろ!!」
プツっ
修一:「和泉! おまえはもう…」
パンと軽く和泉の頭を叩く修一
美咲:「日和大丈夫? もうほんと和泉は勝手に…」
日和:「いいの、和泉くんは私のために言ってくれたんだから。ありがとう和泉くん」
和泉:「おう、腹減ったな、とりあえずピザ食おうぜ。ほら日和」
和泉はピザを一切れ日和に手渡した
ブーブー…
樹からの着信
和泉:「出るなよ日和、アイツも日和を失うかもしれないと危機感もったら死ぬ気でなんとかするだろ。いつも余裕ぶりやがって、ほんとムカつくんだよっ」
修一:「和泉、珍しくいいこと言うと思ったのに、ただのひがみかよ」
和泉:「うっせー」
ムシャムシャとピザを頬張る和泉
着信音が切れたスマホを見ている日和
美咲:「日和、日和には私らもついてるし、それに王子なら絶対に日和のためになんとかしてくれるって」
美咲は不安そうな日和の肩を抱き寄せた
日和:「美咲…みんなもありがとう。うん、信じて待つ、待ってみる」
日和:そうだ、私にはこんなステキな仲間がいてくれる。だから大丈夫、樹くんを信じる
プルルル……
樹:日和…出ない、小林に止められてんだろうな。このまま日和を失うわけにはいかない!
