甘々王子とやらかしヒーロー


二人で黙々とボールを磨いている

和泉:「なかなか落ちねー! これかなり大変だな」

舞香:「うんでも、私が磨いたボールをみんながパスで回してゴールするの、なんか素敵じゃない?」

楽しそうに想像しながらボールを磨く舞香を見て

和泉:「…そっか、よし! オレこのボールどんどんゴール入れるから、ちゃんと見てろよ」

舞香:「うん!」

嬉しそうに笑う舞香を見た和泉は、舞香の手を握りキスをした

和泉:「あっ、わりぃ、オレ手すげー汚かった」

舞香:「私もだよ」

笑い合う二人






樹の家

日和:「樹くんが元気になってよかった」

樹:「ごめんね、怖い思いさせて」

日和:「樹くんのせいじゃないよ」

樹:「うん、でもこれからこんなことないように」

樹は日和の手をギュっと握った

日和:?

手を開いた中にカギが…樹を見上げる日和

樹:「ここのカギだよ、いつでも勝手に入っていいから。もっと早く渡しとけばよかった」

日和:樹くん…

カギをギュっと握りしめ嬉しそうに微笑む日和








街の景色がだんだんクリスマスに染まってきた頃

和泉:「今年のクリスマスはどこでやる?」

和泉は嬉しそうに修一に問いかける
その顔を見て言いづらそうに

修一:「あのさ和泉、今年はそれぞれカレカノいるんだし4人で集まるのやめないか?」

和泉:「はあーーー?! なんだよそれ!」

修一:「いやだから、クリスマスは恋人と過ごしたいだろ」

和泉:「それはそれ、仲間は仲間だろ。よし二人にも聞いてみる」

グループで通話をつなげる和泉


美咲:「いいよ別に」

日和:「私も得にはこだわらないけど」

和泉:ガーン! 楽しみにしてたのはオレだけかよっ

和泉:「ど、どーせオレらの友情なんてそんなもんだよな。そうやっていつかバラバラになってくんだ…」

スネていじける和泉

日和:「…私はこだわらないって言ったけど、みんなの都合が合えばやりたいかな」

和泉:「! そうか?! やっぱり日和なんだよな。どっかのイチャイチャカップルとは違うな」

修一:「誰がイチャイチャカップルだよ!」

美咲:「日和がやるなら私もやるけど」

修一:「え?! 美咲?」

美咲:「だって、毎年恒例じゃん」

和泉:「だよなー んじゃオレんちでピザパーティでもすっか」

日和:「いいねー」

美咲:「唐揚げもつけようよ」

修一:…今年はクリスマス親がいないから、美咲とあんなことやこんなことしようと思ってたのに…

3人で盛り上がる中、修一は悔しそうに唇を嚙んでいた

日和:「あっでも、イブは樹くんと約束してるから次の日でもいい?」

修一:おっ、日和ナイスー

修一は小さくガッツポーズをした