甘々王子とやらかしヒーロー



部活帰り

舞香:「今日、和泉キレよかったね」

和泉:「ホントか? そうか、この調子ならスタメン間違いなしだな」

調子に乗って浮かれている和泉
少し考え込んでいる舞香

舞香::「…桐谷さんて」

和泉:「ん?」

舞香:「桐谷さんて、うちのクラスに転入してきた水本くんと仲いいの?」

和泉:「は! そんなわけねーだろ!!」

舞香:「今日さ、桐谷さんが水本くん訪ねてきて、二人仲良く話してたから…」

和泉:「なんだとっ!」

和泉のムッとする顔を見て

舞香:やっぱり桐谷さんのこと気になるよね……




夜、修一と通話する和泉

和泉:「修一、オレは反対だ! 日和がアイツと仲良くすんの」

修一:「いや、仲直りしたんなら話くらいするだろ」

和泉:「だけど、やっぱりオレはアイツが気に入らないっ」

修一:「早川先輩が言うならともかく、おまえが口出す理由はないんだぞ」

和泉:「でも…」

修一:「いいか和泉、日和は友達、彼女は九条さんだろ。間違えるなよ」

和泉:「…わかってるよ」






カフェ アレーズ

カランコロン

陽次:「おっ、いらっしゃい」

日和:「こ、こんにちは」

樹:「はじめまして、早川樹です。珠子さんにはお世話になってます」

陽次:「こちらこそ、陽次です。好きなとこに掛けて」

祐生:「…らっしゃい、これメニューです」

ちょっと恥ずかしそうに水を出す祐生

樹:「ありがとう、祐生。日和、どれにしょうか」

日和の隣にぴったりくっついて座り、日和の髪を触りながら尋ねる樹

日和:ちょっ…樹くん?!

祐生:「…あ、決まったら声かけてください」

逃げるように奥に引っ込む祐生

祐生:なんなんだ! あの人は



祐生:「こちら季節のフルーツタルトとミルクティ、こちらはブレンドです」

日和:「うわー めちゃめちゃおいしそう! いただきます」

手を合わせてからひとくち口にする日和

日和:「んーーーっ、おいしい!!」

たまらない顔の日和

樹:「どれどれ、日和、お願い」

樹は口を開けて待っている
日和は恥ずかしそうにしながらも、樹の口にタルトをひとくち入れてあげた

樹:「ん、甘いけどおいしいね」

樹は日和の頭を撫でながら、チラっと祐生を見た

祐生:だから、なんなんだ!



日和:「ごちそうさまでした、とってもおいしかったです」

陽次:「それはよかった、今日はお代はいいよ。祐生が迷惑かけたお詫び」

日和:「で、でも…」

陽次:「また来てくれたらいいからさ」

優しく微笑む陽次

日和:「はい絶対また来ます、ありがとうございます」

樹:「ごちそうさまです、ブレンド…コクがあってとてもおいしかったです。僕もまた来ます」

陽次:「ありがとう、またよろしくね」

カランコロン

テーブルを片付けている祐生に

陽次:「おまえ、かなり牽制されてんな」

祐生:「は?」

陽次:「日和ちゃんに手を出すなってさ」

祐生:「ああ、それなら直接言われてる」

陽次:「へー」

陽次:独占欲強そうだったもんな。祐生が日和ちゃん気に入ってるの気付いてるんだろうし…祐生には幸せになって欲しいがこればっかりはな