そんなある日の放課後
美咲:「日和、和泉に彼女できたの知ってる?」
日和:「えっ?! し、知らないっ」
美咲:「修から聞いたんだけど、バスケ部のマネだって」
日和:和泉くんに彼女…そういえば、彼女どころか好きな人の話とか、今まで聞いたことない…
美咲:「ほらあそこ、一緒に帰ってる」
日和:「ほんとだ」
日和:かわいい感じの人だ。私…いつも助けてもらってばかりでそういう和泉くんの一面知らなかったんだな。もっといろんな和泉くん知りたいな
数日後
女子:「E組の転入生見た?」
女子:「見た見た! ちょっと強面だけどイケメンだよね」
女子たちが噂話をしながら歩いていた
ちょうど通りすがりに耳にした和泉は慌てて走り出した
和泉:「日和!」
和泉が日和のクラスにズカズカ入ってきた
日和:「どうしたの? 和泉くん」
和泉:「アイツ、体育祭ん時 日和に絡んできたアイツ、E組に転入してきた」
日和:え?!
美咲:「それって日和をいじめてたって人?」
和泉:「そうだ、今E組行って見てきた。間違いない」
日和:……
和泉:「心配すんな日和、オレたちがついてる。いいか美咲、日和から離れんじゃねーぞ! アイツまた日和に近づいてくるかもしんねーから」
美咲:「わかった」
和泉:「日和は一応アイツ、早川に連絡しろ。登下校はアイツと一緒のほうがいい」
日和:「うん…」
和泉:くそっ、ほんとはアイツになんか頼りたくないが、放課後はオレ部活あるしそれに…オレの意地のせいで日和に何かあったら絶対ダメだ!!
ーあれから誰かしら側にいてくれるし、数日たったけどあの人の姿をチラとも見ていない
日和:でも今、美咲 急に先生に呼ばれちゃって…どうしょう、教室から出るなって言われてたけど、トイレ行きたい(汗)
よし走ってさっと行ってさっと帰ってこよう
日和がトイレから出て走って教室に戻ろうとしていたところ
祐生:「桐谷!」
祐生の顔を見てビクっとなって足が止まる
祐生:「ちょっと話が…」
和泉:「おい! 日和に近づくな! 美咲から連絡もらって来てみれば」
日和:い、和泉くん
和泉:「行くぞ日和」
和泉に手を引かれ教室に戻る日和
日和:「ありがとう和泉くん」
和泉:「まったく油断も隙も無いなアイツ。いいか、オレらから絶対に離れんなよ」
日和:「うん、ごめんね」
和泉:「何言ってる、日和はオレたちの大切な仲間なんだから」
日和:「…ありがとう」
日和:仲間か…本当にありがたいな。私もみんなの役に立てるようにもっと強くならないと…
その後も鉄壁の守りで、祐生が日和に近づけることはなかった
