学校
男子:「小林、呼んでるぞ」
和泉:「おう」
教室のドアのところで待ってる女子
和泉:ん? 誰?!
女子:「私A組の遠藤春香です。体育祭見て好きになりました。付き合ってください」
クラス中が注目する
和泉:「ごめん、オレ彼女いるから」
ザワザワザワ……
クラス中ざわめく
和泉:なんなんだ? これで何人目だ?
はぁーよかった…舞香に断り方聞いてて。じゃなかったら確実にテンパってた…ん? なんだ? みんながオレを見てる?
男子:「おい小林、いつ彼女できたんだよ」
和泉:「体育祭の後だけど」
男子:「誰だよ」
和泉:「バスケ部のマネ」
男子:「もったいない! 今の子1年の中で一番かわいいって有名な子だったのに」
男子:「絶対いけると思ったからあんなとこで告ったんじゃないか? かわいそうに…」
和泉:「知らねーよ」
修一:「ちょっと和泉顔貸せ」
修一が和泉の首を捕まえて連れてった
修一:「おまえ、日和はいいのかよ!」
和泉:「いいも悪いも日和はアイツがいいっつってんだからしょうがないだろ」
修一:「だからって好きでもない奴と」
和泉:「いや、時間はかかるかもしれないが、オレは舞香のこと好きになろうと思う」
修一:なろうとっておまえ…
そんな和泉の前に進もうとしている姿をみて
修一:「そうか、俺はおまえがそう決めたのならいいんだ」
そう言って和泉の肩をポンと叩く修一
放課後、和泉が舞香の教室の前で待っていると
松本:「和泉!」
バコーンとカバンで叩かれる和泉
和泉:「おう、松本」
と、松本の首に腕を回す
そのまま二人はじゃれ合う
松本:「今日部活ないからなんか食いいく?」
和泉:「あー…」
和泉は言葉を濁す
舞香:「おまたせ、あれ? 松本くん、おつかれ」
松本:「おー 九条、あれ? ……ん?」
ジロジロ見てくる松本の視線をそらす和泉
松本:「もしかして…二人付き合ってんの?」
和泉は目をそらしたまま
和泉:「まあ…」
松本:「ウソっ!! 全然知らなかった! 言えよぉ、なあいつから? どっちから?」
しゃべり倒しながら、スマホをいじる松本
ブーブー ブーブー
ブーブー ブーブー
グループライン:「小林和泉と九条マネの交際発覚!! みんなでお祝いしようぜ」
和泉:「おまえ、何バスケ部ライン回してんだよ!」
松本:「いやいやおめでたいことじゃん」
和泉:「ごめんな、舞香」
ブーブー ブーブー
スマホを見ながら舞香は嬉しそうに微笑み
舞香:「私はみんなにお祝いしてもらえるの嬉しいよ」
和泉:「まあ、舞香がいいなら…ってこれ、鳴りやまねーじゃん!!」
