聖母マリア

翌日、私は聖母マリアと放課後遊ぶ約束をした。

そして放課後、私は聖母マリアに黄色のバラを手渡した。

聖母マリアに似合う、ふんわりとした明るく優しい色だった。花屋で見つけたから、数少ないお小遣いから絞ってこれを買った。

聖母マリアは、嬉しい、ありがとう、と微笑んでくれた。

私は聖母マリアの目の前で、自分の左腕を切り落とした。聖母マリアは微笑んで、保健室に行く?大丈夫?と問いかけてくれた。

私は、大丈夫、ありがとう。ばいばい。と言い残し、悪魔の家へと向かった。