「俺は若葉を独り占めしたい。紅亜も誰も入り込めない世界に若葉を閉じ込め、二人きりになりたい。それくらいヤバい独占欲だってくすぶってる。でも俺と紅亜が大事にしなきゃいけないのは、若葉の想いでしょ」
「……まぁ、その通りだな」と、紅亜くんがうなづいた。
「子供のころからずっと若葉だけを見てきたからわかるんだ。若葉が一緒にいたい相手は俺だけじゃない。若葉は紅亜のことも好き。ねっ、そうでしょ?」
穏やかに微笑まれ、僕の想いをくみ取ってくれた甘音くんと目が合うだけで泣きそうになる。
僕は覚悟を決め、一番伝えたい想いを言葉に託した。
「メロンクリームソーダみたいに、ずっと3人で一緒にいたい」
同級生でも幼なじみでもない。
「甘音くんと紅亜くんの恋人になりたい。大好きって伝えあえる深い関係になりたい」
太ももの横で震えるこぶし。
顔を上げられないし、唇を噛みしめうつむくことしかできない。
欲望を吐き出して恐ろしくなった。
こんなワガママな僕を、本当に二人は愛せるのかな。
今ので嫌いになられたらどうしよう。
綺麗顔の甘音くんと紅亜くんに似合うのは、雑草系の僕じゃなく、ヒラヒラなスカートが似合う可愛い女の子だと思うし。



