「俺はまだ諦めてないからな! 見てろよ1年後。24時間離れたくないってミャーミャーすりすりしてくるくらいハナは俺に懐いて。お前らが嫉妬するくらいの可愛い彼女に俺は告られて。翔太君しか目に入りません、大好きです、今すぐ結婚してください、って逆プロポーズからの勝ち組人生を送ってやるんだからな!」
「ぶはっ、翔太のくせに大きく出すぎ。彼女できてから威張れや」
「ほんとそれ、翔太がお猫様に好かれますように」
「笑うな、拝むな」と怒り声をはり上げた翔太君は、無言の僕に視線を絡ませてきた。
顔の前で手を組み目を潤ませ見つめてくるから、『慰めて欲しいんだよね』と希望をくみ取り口を開く。
「僕は想像できるよ。翔太君が彼女と手を繋いで夕日が沈む海を眺めてるとこ」
「どんな彼女? かわいい? 俺のこと大好き?」
「黒髪ロングのやまとなでしこ系美女。しっかり者で頑張り屋なんだけど、翔太君にだけ甘えたがりって感じかな」
「うわぁ~ わかばぁぁぁ~」



