メロンクリームソーダトライアングル


 まぁ、クラスメイトや他人にどう思われようと、どうでもよかったよ。

 世界中の人間が俺を嫌っても、どうぞ勝手にって諦めてたし。

 ただ、若葉だけには好かれたかった。

 世界中の人間に嫌われてもいいから若葉だけは俺のものにさせろよって、神でも一国の王でもないくせに自分勝手なことを思ってたり。


 
 なぁ甘音、俺と同じ闇思考をお前も持ってんじゃね?

 どれだけ若葉のことが好きなんだよ。

 俺と同じとこまで闇落ちしてるなら、相当たちが悪いぞ、ほんと生きにくいぞ。
 
 あぁもう、やっぱり俺たちは双子なんだな。

 イヤになるけど、同じ血が通っているんだな。



 頑固で意地っ張りな恋しかできない不器用なとこ、たった一人しか愛せないことで生まれる苦しみ。

 俺の悲しみをわかってくれるのは甘音しかいないし、甘音にとっても俺しかいないんだろう。
 
 それに気がついた今、オマエと語り合いたくなってきた。


 若葉に対しての綺麗な想いだけじゃない、ドロドロで醜くて人には曝せない感情までお互いあぶり出してさ。

「わかるわ、マジつらいよなそれ」とか言って、夜通し共感しあうわけ。