何度も立て直そうとした。
喧嘩しては謝って、
「次はこうしよう」「俺も直すから」って約束して、
お互いの悪いところを必死に治そうとした。
でも、どうしても上手くいかない。
湊の浮気も、私が颯太と連絡を取ったことも、
許したはずなのに、ふとした瞬間に思い出して
胸が締めつけられる。
好きなのに、
一緒にいるだけで傷つけ合ってる。
ある夜、また些細なことで言い合いになって、
私が泣きながら言った。
「……もう無理だよ」
「私たち、こんなに好きなのに、
なんでこんなに苦しいの?」
湊も目を真っ赤にして、
「……俺も、もう限界かも」
沈黙が続いた。
私は震える声で、
最後の一言を絞り出した。
「ごめん……
別れよう」
湊は何も言わなかった。
ただ、うつむいたまま、小さく頷いた。
私は荷物をまとめて、
その夜、部屋を出た。
ドアを閉めた瞬間、
膝から崩れ落ちて、
声を殺して泣いた。
大好きだったのに。
こんなに好きなのに。
でも、もうこれ以上、
お互いを傷つけたくなかった。
