嵐のあとの綺麗な空


もう、抑えきれなくなってた。

真央と莉緒に何度も電話して、
「もう好きすぎて死にそう」「でも颯太の気持ちわかんない」って泣きついた。

【凪咲】
ねえ、颯太くん
私、もう好きかもしれない

【颯太】
え?
悠翔はもういいの?

【凪咲】
だったらこんなに毎週会いに行かないでしょ!!

【颯太】
まあ、そうだけど(笑)

いつもそこで終わっちゃう。
冗談っぽく流されて、核心には絶対触れてくれない。

夜中に莉緒と通話してたら、
「凪咲、もう告白しちゃいなよ」って言われて、
「でもフラれたら終わりじゃん……」って泣いた。

颯太の部屋に行っても、
隣に座ってても、
「好き」って言葉を飲み込んで、
ただ笑って誤魔化すだけ。

颯太が何を考えてるのか、
本当に何もわからない。

優しいのに、
一歩踏み出してくれない。

私ばっかり追いかけて、
私ばっかり好きで、
私ばっかり苦しくて。

でも、
もうこの気持ちを隠し続けるのも、
限界だった。