「前に座ってる人、菖くんのお兄さんじゃない?」
「エッ!?げいのーじんだったよね!?」
「そうそう」
「やば〜〜。めっちゃイケメン…!」
「両隣もかっこいい…目の保養だぁ」
「あの場所だけ、オーラ違うもん。なんか、輝いてない?」
「わかる!」
「一咲ちゃん、来てるの知ってた?」
こくり頷いた。
「私の彼氏です」
みんなの驚く表情が、濡れる瞳に飛び込む。あんぐり口を開けたり、呆気に取られたと思えば「ええっ!?ほんとー!?「いつから付き合ってるの!?」「一咲ちゃんが招待券渡した一人って…彼氏!?」と、質問攻めだ。
千花くんは私たちを横目に「うるさ…」と、悪態をつく。
返したい気持ちはあるけど、出番だから行かなくちゃ。
「後で詳しく聞かせてね」
はしゃぐ歓声を背中に菖くんの待つ舞台へ立つ。
劇のラストが近い。私のセリフからだ。
「まあ、おばあさんの耳って、なんでこんなにおおきいの?」
「赤ずきんの言うことが、よく聞こえるようにね」
「どうして目がそんなに大きいの」
「赤ずきんの可愛い顔がよく見えるようにね」
「まあ、おばあさんの手って、なんておおきいの」
「手をしっかり掴めるようにね」
あやちゃんに指導してもらった演技。
もう、棒読みじゃなくて、ちゃんと“赤ずきん”を演じられてる。
「エッ!?げいのーじんだったよね!?」
「そうそう」
「やば〜〜。めっちゃイケメン…!」
「両隣もかっこいい…目の保養だぁ」
「あの場所だけ、オーラ違うもん。なんか、輝いてない?」
「わかる!」
「一咲ちゃん、来てるの知ってた?」
こくり頷いた。
「私の彼氏です」
みんなの驚く表情が、濡れる瞳に飛び込む。あんぐり口を開けたり、呆気に取られたと思えば「ええっ!?ほんとー!?「いつから付き合ってるの!?」「一咲ちゃんが招待券渡した一人って…彼氏!?」と、質問攻めだ。
千花くんは私たちを横目に「うるさ…」と、悪態をつく。
返したい気持ちはあるけど、出番だから行かなくちゃ。
「後で詳しく聞かせてね」
はしゃぐ歓声を背中に菖くんの待つ舞台へ立つ。
劇のラストが近い。私のセリフからだ。
「まあ、おばあさんの耳って、なんでこんなにおおきいの?」
「赤ずきんの言うことが、よく聞こえるようにね」
「どうして目がそんなに大きいの」
「赤ずきんの可愛い顔がよく見えるようにね」
「まあ、おばあさんの手って、なんておおきいの」
「手をしっかり掴めるようにね」
あやちゃんに指導してもらった演技。
もう、棒読みじゃなくて、ちゃんと“赤ずきん”を演じられてる。



