甘々とロマンス中毒

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心地良い眠りから目覚めると、カーテンの隙間から見える景色は夜色だった。

「(私、あの後ぐっすり寝てたんだぁ…)」

自分の体力のなさに驚いたと同時に「筋トレしよう」と、こころの中で誓いごとを立てる。まあるく膨らませたマシュマロほっぺに、背後からツンと柔らかいものが触れて、振り向く。


「一咲、おはよ」

ふにゃり。私の頬が輝いた。「お、はよ〜…んぅ」と、返事の途中はキスで濁される。ベッドの中でも続く甘やかな雰囲気に酔いしれた。

「体、痛いところは?」

照れた顔を隠したくて、ブランケットを口元まで被せた私は、首を横に振る。

「最後、無理させすぎた。一咲が初めてなのわかってるのに、歯止め効かなかったわ」


私の前髪をさらりと掬い、額を撫でる。
あやちゃんから漂う大人の色気と余裕。それから、ほんのり混ざる優しさに頭がパンクしそうなくらい、くらくらする。


「あやちゃん、ずっと腕枕してくれてたの?痺れとか…だいじょーぶ…?」

「ああ。…別に、ヘーキだよ」

あやちゃんが私を覗き込む。少し覆い被さって、軽いキスを唇に落とした。

「一咲のこと抱いてると、すげえ落ち着くから腕枕なんて安いもんだよ。……おいで」


優しい強さで引き寄せられる。
「あったか」と、囁く声に胸がきゅうっと甘酸っぱい。分け与えられる熱が心地良くて、また瞼を伏せてしまいそうになるの。


「なあ、一咲」

あやちゃんを見やった。

「帰るまで、イチャイチャしよ」