甘々とロマンス中毒

「はぁ…っ。ふ………」

前にしたのと違う…。

「ぁ…。…ッン」

唇を甘噛みされる。ピリッと電流が走り、肩が飛び跳ねた。初めて感じる刺激にびっくりしちゃって。涙の膜が張りそうで、あやちゃんの後頭部に腕を回した。

抱きつくと「……ンッ。ぅ……」と、甘える私の声が零れた。

そこへ、呼吸するために開いた口内に、あやちゃんの舌が絡みつく。熱を孕んだ双眸が私を捕まえた。


「〜〜〜〜っ…ぅ、んんっ」

吸われる舌先が痺れ、体が震える。
湿った音が部屋中に響いた。

「ふぁ……」

私も、おずおずと応える。押し返すようにゆっくり、あやちゃんの舌先を追う。

これで合ってるのかなぁ。

「……っ、ン〜〜〜〜」

「いさく、まだ足りない」

合ってるっぽい……。

一度、離れた。はふ、と息を整えるのも束の間に、あやちゃんの美麗な顔を私から引き寄せた。ほんの少しの恥じらいを含めてキスをする。

ちゅ、ちゅ…。かわいいリップ音が鳴る。

「もっと」と、求められる。胸がキュンと疼いた。

「ウン。あやちゃ……」
「かわいー」
「……はぁ」

“キス”と言う行為の最中、あやちゃんが私の髪に優しく触れる。隙間を縫って、人差し指の腹が耳先をなぞった。

撫でられるの……きもちいー。安心する。

「ん…っ」


ちゅうっ。と、あやちゃんが最後に口付けを落とした。抱き寄せられると、私はあやちゃんに体を委ねた。受け止めた体温は蕩けるように甘い。


「ドラマ観るの、やめようか」

頷いた。

「……一咲に、触れてもいい?」
「……うん。あやちゃんに触ってほしい……し、私もあやちゃんに触れたい」


押し殺すように伝えると、あやちゃんが私の顔を持ち上げて、頬に柔らかなキスをする。

お姫さま抱っこをされて、寝室に向かった———