𓈒 𓏸𓈒𓂂𓂃♡
「(かのじょ、カノジョ……彼女。あやちゃんが私のコト好き。ひゃあああっ)」
もちもちなマシュマロほっぺを、指で摘んで軽く引っ張って、じん…と痛みが広がるのを感じた。やっぱり一咲の妄想世界じゃないのです。
「(私たち、恋人になったんだよね?)」
ふしぎなかんじ…。
付き合ってる現実味がないなぁ。
「(ずうっと夢の中にいるみたい)」
毎日ふわわ〜〜って浮き足立ってる。
夕飯ではお箸からお米が溢れたり、シャワーは間違えて冷水を顔に浴びせちゃったり。
さっきだって、あやちゃんから届いた《おはよ》LINEを、ぽわ〜っと眺めていたところ、お兄ちゃんに特大ため息をつかれて心配された。
「一咲…オマエ。ここ3日、毎日こんなだぞ。大丈夫なのかよ、なんかあった?」
「な、ナンデモナイ」
「だとしても、そのニヤけ面はなぁ」
「ナンデモナイ……っす」
「そうっすか」
「ウン」
頬杖をついたお兄ちゃんの気怠げなジト目が、疑い深く私を見たの。
そんな今朝の出来事。これ以上、勘繰られたくない私は、お兄ちゃんより先に家を出て一本早い電車に乗った。
改札口で鉢合わせした菖くんには「え…咲が早起きしてんの?雨でも降んのかな」なんて、超絶失礼なことを言われたんだ。
「傘持って来てねえわ」
「〜〜〜〜!いじわる〜〜〜〜っ!」
ふは、と笑う。
「ココ。クリーム付いてんぞ」
って、指先で自分の唇の端をついた。
わぁ。恥ずかしい…。
「(かのじょ、カノジョ……彼女。あやちゃんが私のコト好き。ひゃあああっ)」
もちもちなマシュマロほっぺを、指で摘んで軽く引っ張って、じん…と痛みが広がるのを感じた。やっぱり一咲の妄想世界じゃないのです。
「(私たち、恋人になったんだよね?)」
ふしぎなかんじ…。
付き合ってる現実味がないなぁ。
「(ずうっと夢の中にいるみたい)」
毎日ふわわ〜〜って浮き足立ってる。
夕飯ではお箸からお米が溢れたり、シャワーは間違えて冷水を顔に浴びせちゃったり。
さっきだって、あやちゃんから届いた《おはよ》LINEを、ぽわ〜っと眺めていたところ、お兄ちゃんに特大ため息をつかれて心配された。
「一咲…オマエ。ここ3日、毎日こんなだぞ。大丈夫なのかよ、なんかあった?」
「な、ナンデモナイ」
「だとしても、そのニヤけ面はなぁ」
「ナンデモナイ……っす」
「そうっすか」
「ウン」
頬杖をついたお兄ちゃんの気怠げなジト目が、疑い深く私を見たの。
そんな今朝の出来事。これ以上、勘繰られたくない私は、お兄ちゃんより先に家を出て一本早い電車に乗った。
改札口で鉢合わせした菖くんには「え…咲が早起きしてんの?雨でも降んのかな」なんて、超絶失礼なことを言われたんだ。
「傘持って来てねえわ」
「〜〜〜〜!いじわる〜〜〜〜っ!」
ふは、と笑う。
「ココ。クリーム付いてんぞ」
って、指先で自分の唇の端をついた。
わぁ。恥ずかしい…。



