甘々とロマンス中毒

———…ピピピピピ……ッ


「ンン〜〜〜。むぅ……」


ふあ、と、まあるい欠伸をした。


———ピピピピ


まだ、意識がぼんやりしている。
重たい瞼をぱち…。徐に開いて、スマホのアラームを止めて、ようやく起き上がったの。


「ん……………(頭、ぼうっとする)」


ほんのちょっと寝不足なのは、あやちゃんとのお出掛けに、緊張とわくわくで、胸がいっぱいになって寝付けなかったから。

𓈒 𓏸𓈒𓂂𓂃♡

甘い恋の歌を口遊む。
ふふん、と軽やかなリズムを奏でながら、私の右手はヘアアイロンを片手に、今日もとびきりの“可愛い”を作っていく。

ゆるふわウェーブが出来上がる。
口元が自然と綻んで、夏仕様なオレンジピンクのティントを薄くのせた。

準備完了〜〜!

「ふう…間に合ったぁ」一息つく私の隣。
ソファーの真ん中を陣取る望月家の女王様、モモちゃんは、優雅に毛繕い中だ。

「ね〜〜モモちゃん」って話しかけても、聞く耳持たず。女王様は自由奔放である。
体を綺麗にし終えると、そのまま寝ちゃった。

ン、と唇を小さな山型にしても、すこ〜しの不満を溜めても、モモちゃんには届かなくて。
ソファーでちょこんと座って、落ち着かないままテレビでYouTubeを流すの。

だけど、私を支配する、ふわふわとそわそわは増すばかり。

結局、テレビは消した。

今日の予定を頭の中で整理することにしました。