甘々とロマンス中毒

———ずっと一咲ちゃんの片想いなんだ

その言葉が延々と耳にこだまする。


「やっぱり…(一咲ちゃん、わかりやす。耳まで真っ赤じゃん)」

「!」

意味ありげに千花くんが呟く。頬の中心がじんわり、チークより濃い朱色で染め上げられる。

「菖くん、美羽ちゃん……こころちゃん以外のクラスの子たちには言わないでください…っ」

千花くんがアイスコーヒーをストローで掻き混ぜた。一拍置いても返事はなくて、きつく留めた私の唇はゆるり、解けるの。

「もちろん、あやちゃんにもね……?」と、千花くんを見上げて念押し。甘やかなチョコレートがかった猫目が私を静かに見やった。


「死んでも言うわけねえじゃん」

え!?そんなに命かけてくれるの?
わぁぁあ…っ!千花くん優しい。

「お願いしますっ」

「俄然、やる気出たわ」

「??」


とりあえずは良かったのかな?