甘々とロマンス中毒

《大阪楽しい?》
《俺はひま》

王子さまから受け取ったLINEは、なんと貴重な写真付き。

白を基調としたデスクに散らばった筆記用具とノートに、六法全書や難しそうな教科書の数々と。

もう一枚、軽快な音に連なり、私の元へ飛んできたの。指先ひとつで押すと写真が拡大された。

あまるい双眸に輝きが灯る。
ぱち、ぱちっ。瞬きにあわせて零れる小さな星屑たちが私を包む。じわ…と恋しさのあまり、視界が潤んだ。

そこには、愉しげに口元を弛ませる伊吹さんと、隣でピースサインを高々と上げる信玄さんがいて。
ご機嫌な二人とは対照に、真ん中で座るあやちゃんは顰めっ面だ。

「ふふ(かわいい〜〜〜〜〜っ)」

女の子がハートの弓で撃ち抜かれるスタンプを送信。お返しに、とはいかないけど私もあやちゃんへ写真をお届けする。

大阪限定のたこ焼きちいかわマスコットと、買ったばかりのたこ焼きを並べて撮ったもの。

あやちゃんからは、ちいかわが得意げに親指を立てるスタンプで返事がきた。


《もうすぐしたら新幹線に乗るよ》

既読が付属される。

《やった》

フ、と笑うモモンガがこの上なく愛おしくて。

《気をつけて帰って来て》

私が送る返信よりも先に、あやちゃんのメッセージがぽこっと連続する。


《早く一咲の顔が見たい》

「……………!!!」


ふにゃ、と破顔した。