触れた陶史郎さんの頬を掌で包む。あったかいのが溶ける。寒かったのも痛かったのも溶ける。陶史郎さんもそうだったらいい。
「僕がどんな男でも樹には僕だけなんだよ」
「うん。・・・陶史郎さんがいればいい」
「きっと死ぬのは僕が先だろうけど、お前も一緒においで」
「うん、置いてかないで」
「一花には内緒だよ?」
細めた眼の奥が揺れてる。意地悪でも冗談でもない、陶史郎さんの“ほんとう”。赤い糸を何重も巻きつけた未来の約束。
すっきりと男前な顔が寄ってきて、口が深く繋がる。繋がりながら陶史郎さんの重みを受け止め、仰向けでもう一回ソファに縫い止められる。
「・・・話をつけようか、玉置と」
服を脱がされてるあいだに聞こえた。顔は見えないけど、でも、静かだった。
陶史郎さんをあったかくできる自分でいよう。ふたりがどんな答えを選んでも、また嘘で笑っても。
思いが足の先まで広がる。陶史郎さんに押し上げられる熱と、一緒に。
「僕がどんな男でも樹には僕だけなんだよ」
「うん。・・・陶史郎さんがいればいい」
「きっと死ぬのは僕が先だろうけど、お前も一緒においで」
「うん、置いてかないで」
「一花には内緒だよ?」
細めた眼の奥が揺れてる。意地悪でも冗談でもない、陶史郎さんの“ほんとう”。赤い糸を何重も巻きつけた未来の約束。
すっきりと男前な顔が寄ってきて、口が深く繋がる。繋がりながら陶史郎さんの重みを受け止め、仰向けでもう一回ソファに縫い止められる。
「・・・話をつけようか、玉置と」
服を脱がされてるあいだに聞こえた。顔は見えないけど、でも、静かだった。
陶史郎さんをあったかくできる自分でいよう。ふたりがどんな答えを選んでも、また嘘で笑っても。
思いが足の先まで広がる。陶史郎さんに押し上げられる熱と、一緒に。



