溺愛銃弾 〜メルティ・your・バレット~

お仕置きは無期限で。一花と二人きりだった昼間に陶史郎さんがいる。鹿島さんも一度も迎えに来ない。

『リモートワークで十分だよ』

リビングテーブルにはノートパソコン、さっきは電話で誰かに指示してた。かかってきた電話には出ない決まり。なのかな。

「樹、おいで」

一花が眠ってるあいだに片付けものがしたいけど、悪かったのは自分だし罰は罰。手を止めた。

玉置さんとなにを話したか、訊かれない。約束を破った分だけ、次は無いのを体で何度も誓わされる。

ソファに座る陶史郎さんの膝のうえに引っ張られる。髭も剃って髪も整えられた顔は、目の下が薄くくすんで。

・・・疲れさせてるのは自分のせいだ。今になって自覚した。あのときは本当のことを知ろうとした。でも結局、陶史郎さんに余計なものを増やした。

「ごめんなさい・・・」

俯いた。

「まだ何もしてないのに謝るの?意地悪すぎたかな」

困ったようにクスクス笑う大事なひと。

だから失くしてほしくないと思った。陶史郎さんの心が寒くなるのは嫌だった。