再逢  完

規則的な機械音と、嗅ぎ慣れていない
香り。そして息苦しさにゆっくりと瞳を開けると、薄暗い場所なのかゆっくりと左右を見渡す。

‥‥ここ‥何処?

私さっきまで仕事してて‥それで‥‥

働かない頭で考えていると左腕に違和感を覚え腕を上げると、そこに刺された針に点滴をされているのだと気付く

私‥‥倒れた‥とか?
だとしたらここは‥‥‥

ガラッ

えっ?

ドアの開く音にゆっくりと顔を傾けると、カーテンを静かに開けられそこに見えた顔に目頭が熱くなった

「‥‥‥ッ」

『体調はどう?何かして欲しい事
 あったら言って。』

「‥‥瑆さッ‥ここは病院‥ですか?」

顎ラインのサラサラなワンレンボブの
片側を耳にかけるだけで色っぽい瑆さん
がベッド脇の椅子に腰掛けると少し悲しそうな表情を浮かべた

『仕事中に倒れたんだよ。顔色も
 真っ青で気を失ってしまっていた
 からホテルで寝かせておくことは
 出来なかったからね。』

「‥‥ご迷惑をおかけしてすみません。
 瑆さんがずっと付き添ってくださった
 んですか?」

『ん‥‥それより、最近体調が
 おかしいって気付かなかったのか?』

えっ?