再逢  完

『‥お疲れ様です。顧客データの
 管理と来月の夕食と朝食のメニュー
 内容をホームページ上で変更して
 写真を載せて欲しい。』

「はい‥かしこまりました。」

無言でもいつもはこの時間も楽しく
好きだったのに、息苦しくて重く
感じられながらも、何とか仕事を
こなしていく

ここでミスをすると、ホテルの信用度にも繋がるから絶対に気を緩めてはならないということも分かってる‥‥

暫くパソコン上で仕事をこなしている間も、何度も込み上がる吐き気を堪えながら、給湯室に向かい白湯をゆっくりと
胃に流し込むのを繰り返した

「‥支配人、新しいホームページを
 作ってみましたのでご確認お願い
 致します。」

キリキリと痛む胃を片手で押さえながらも声を振り絞りそう伝えると、返事を
待てず椅子に倒れるようにして座ると
視界がグラッと歪み強い吐き気を催す

『‥‥体調が悪いなら帰りなさい。
 もうここはいい‥‥鳥山さん?
 ‥‥‥おい!大丈夫か!?香‥ッ』

デスクに突っ伏し起き上がれないまま
の私は、背中を伝う冷や汗と胃の痛み
にそのまま意識を失った