再逢  完

抱かれたかったと捉えられる発言を
口にしてから気付くもののもう遅く、
恥ずかしさからもう一度腕の中に顔を
埋める

日髙さんとならそうなっても嫌じゃ
ないのに、私ばかり甘く熱い熱を注がれ
てばかりで気になってたんだと思う‥‥

『心身ともに疲れていたから、
 そういった行為もせず抱き締めて
 眠るつもりだったからな‥‥。
 でもずっと君は震えていたから、
 疲れさせてでも少しでも恐怖心を
 取り除いてゆっくり
 朝まで眠って欲しかったんだ‥』

日髙さん‥‥‥

髪を撫でながら優しい声色で話され、
それだけで目元がまた熱くなる

あんなにも時間をかけて全身を丁寧に愛されて、ただ繋がるだけの行為よりも
ずっと日髙さんを近くに感じられていたし、あの時も今も不安なんてもうない‥

あんな事があったにも関わらず朝まで一度も起きずに眠れたのは日髙さんがいて
くれたからだ‥‥

「心配かけてごめんなさい‥‥。
 私よりもずっと疲れさせてしまった
 し、不安にさせたのに、そばに
 いてくれて嬉しいです‥‥。」