再逢  完

いつも冷静沈着な支配人とは思えない
行動と、見たこともない険しい表情に
私でも少し怖くて身震いする

一歩いっぽこちらに歩み寄る日髙さんに
殴りかかる男性を簡単に殴り倒し、3人共起き上がる事が出来ないほどの状態に
なると、ようやく目の前に座り込んだ日髙さんにまた涙が溢れた


『‥‥すまない‥‥怖い思いをさせた。
 間に合って良かった‥‥。』

大好きな支配人の香りと、優しい声色に
縄を解かれたあと思い切り抱き付く

「ッ‥‥も‥ダメかと思っ‥グス‥ッ」

温かい腕の中に閉じ込められ、大きな手が私の髪を撫でたあときつく抱き締めて
くれる

『指定された場所に君の位置情報が
 なくてね‥そこに行っていたらと
 思うとゾッとする‥‥。他に何も
 されてないか?』

コクコクと腕の中で頷くと、安堵の
溜め息を吐いた日髙さんに私はただ
ただ涙を流した

「グス‥‥日髙さん‥‥位置情報って
 ‥なんで分かったんですか?」

『‥‥‥‥』

‥‥ん?