恥ずかしさや、照れなどがない訳じゃないけれど、包み込まれたいし、包んであげたかったからだ。

「‥‥日髙さん‥‥んッ」

ゆっくりと近づいた彼が私の唇を塞ぐと、軽いインターバルを置いてはまた口付けを繰り返し、何度も角度を変えて私の深いところを刺激する

「ッ‥‥ん」

キスって‥本当に好きな人とすると、
気持ちよさが全く違う気がする‥‥

体の芯まで蕩けてしまうのは言うまでもないけれど、乱れる呼吸や唾液の甘さも
とても愛しいと感じるのだ‥‥

『フッ‥‥今からそんなんじゃどうなる
 事だか‥‥。』

フワリと抱き抱えられると、そっと下ろされたベッドから私の大好きなシトラスの香りがした

部屋の明かりを少し落とすと、覆い被さった日髙さんがまた私を見下ろし笑った

『‥‥香那‥‥』

頬を掠める指先と心地よい声で私の名を呼ぶことがくすぐったくて顔が熱くなると、もう一度抱き合った

体に触れる指先‥‥
肌をなぞる熱い舌先に私の肌は熱を持ち染まり、何度も見つめ合う度に唇を合わせ、お互い一糸纏わぬ姿で素肌の熱を感じていく