自分の口からこんな台詞が自然と出る日が来るなんて思ってもみなかった

でも‥‥そう思えるほどに1人に
させたくなかったのかもしれない

勿論、支配人が1人で考えたい事があるならその気持ちを尊重したい‥‥

あの後、もっと長く滞在するかと思っていた花苑様が、急にチェックアウトを
した事にも驚いたけど、多分誰もが
ホッと胸を撫で下ろしたに違いない。

ストレスだってきっと言わないだけで
溜まってると思う‥‥

支配人という立場で朝早くからずっと
気を張って仕事をし続けている人だからこそ何処かでリラックスして欲しい‥

鈴子は圭吾さんに対してそれが出来なかったのだから、今を生きる自分はもう
後悔をしたくないのだ

『言っただろう?次は帰さないって。』

ドクン

両頬を支配人の手に包まれると、上を
向かされた視界には綺麗な顔で笑って
いる彼に胸が熱く締め付けられる

ここに偶然就職をして、様々な感情を
彼に抱いて過ごしてきたけれど、このまま身を委ねたいと素直に思えた