注意された事で落ち込む自分とは違い、
満面な笑みで私を見下ろした瑆さんは
私の頭を撫でた後ウィンクをして外に
行ってしまった。

後で謝ろう‥‥

もしかしたら謝っただけでは許されないかもしれない‥‥。

落ち込んでばかりはいられず、戻らない支配人が居ない事務所で事務仕事を
こなしていると、終業時刻が近くなった頃に瑆さんがまたやってきた。


『鳥山さーん!でーとしよう?』

「えっ!?あ‥あれって本気だった
 んですか?しませんよ‥瑆さんと
 デートなんて。」

支配人とすらデートらしいデートなんて
しっかりした事がないのに、ましてや
瑆さんとするなんて考えられない

昼間の行動といい、瑆さんの事がここにきて初めてよく分からなくなり、少し
冷たい態度が出てしまう

結局支配人はあの後からずっと戻られないし、謝る機会もなく不安なままだ

今日は、外出や外での仕事はなかった
はずなのに‥‥私と顔を合わせたく
なかったのかな‥‥