心の音-ココロノオト-


「琴葉?ご飯進んでないけどどした?」

「えっ、ああ…ううん。考え事」

「ふぅん」


瑞稀先輩に言うわけにもいかなく。

当の本人に、どうすればいいと思う?と聞くわけにはいかない。

かと言って、友達のいない私に、相談相手はいない。


しばらくして、文化祭の時期になる。

私のクラスは喫茶店をやることになった。

私は裏方で、ケーキ作り担当になった。

接客なんて向いてないから。


前日、担当の生徒が調理室を使ってパウンドケーキを作る。

18時頃、ケーキ作りが終わって、スマホを見ると、


<一緒に帰るぞ>
<どこいんの>


17時頃に瑞稀先輩から連絡が来ていた。

そうだ、ケーキ作り担当なの伝えてなかった。

さすがに帰ってるか…。


<ケーキ作り担当してた…言ってなくてごめん>


とだけ送った。

帰り支度して、帰ろうとしていると、2年の、調理していた女子生徒2人が近寄ってきた。