「で、二人は宿題をやっているのか?」
七月も終わりのその日。
リオンに呼び出された私とルイは、縮こまって顔を見合わせた。
もちろん二人とも全然やってない。
察したらしいリオンがため息をついた。
「そんなことだろうから声をかけたのだが、正解だったらしいな。明日同じ時間にエミリの家で」
「え、うち?」
「もちろん僕の家でも構わない」
「よし、エミリの家にしよう」
「な、なんでルイが返事するのさ」
別にいいんだけどさ。
そういうわけで、三人で勉強合宿(日帰り)をすることになった。
解散した後にアイリを誘ったら普通に断られた。
『円とデートだし、柔道部でも合宿あるんだよね』
「そっかあ。いいなあ、デート」
『魔王か勇者とすればいいじゃん』
「いやー……」
『あの二人とデートってなったら、お金払ってでもしたい女子が山ほどいるのに』
「そうだよねえ」
陸上部のエースと、秀才のイケメンだもんなあ。
一学期、私の上履きに画鋲が入って無かったのは奇跡だと思う。
『デートしたらすぐカレカノって別けでもないしさ、遊びに行くだけでもしていいと思うよ』
「うん。夏祭りに行こうかって話はしてるんだけど」
二人のことが嫌いなわけじゃないし。
むしろ好きだと思う。
まあ、先に夏休みの宿題しなきゃなんだけどね。
ケントにも声をかけたけど、そっちも断られた。
『宿題はほとんど終わらせたし、バイト忙しいんだよ』
「ケント、バイトなんかしてたっけ?」
『始めた。いろはと同じところ』
おお。攻めるなあ。
ていうか、皐月いろは、自分のバイト先ケントに教えたんだ。
ほんと全然まんざらでもないじゃん。
なんか、みんな楽しそうだなあ。
……私が、逃げ回らなければいいだけなんだけど。
七月も終わりのその日。
リオンに呼び出された私とルイは、縮こまって顔を見合わせた。
もちろん二人とも全然やってない。
察したらしいリオンがため息をついた。
「そんなことだろうから声をかけたのだが、正解だったらしいな。明日同じ時間にエミリの家で」
「え、うち?」
「もちろん僕の家でも構わない」
「よし、エミリの家にしよう」
「な、なんでルイが返事するのさ」
別にいいんだけどさ。
そういうわけで、三人で勉強合宿(日帰り)をすることになった。
解散した後にアイリを誘ったら普通に断られた。
『円とデートだし、柔道部でも合宿あるんだよね』
「そっかあ。いいなあ、デート」
『魔王か勇者とすればいいじゃん』
「いやー……」
『あの二人とデートってなったら、お金払ってでもしたい女子が山ほどいるのに』
「そうだよねえ」
陸上部のエースと、秀才のイケメンだもんなあ。
一学期、私の上履きに画鋲が入って無かったのは奇跡だと思う。
『デートしたらすぐカレカノって別けでもないしさ、遊びに行くだけでもしていいと思うよ』
「うん。夏祭りに行こうかって話はしてるんだけど」
二人のことが嫌いなわけじゃないし。
むしろ好きだと思う。
まあ、先に夏休みの宿題しなきゃなんだけどね。
ケントにも声をかけたけど、そっちも断られた。
『宿題はほとんど終わらせたし、バイト忙しいんだよ』
「ケント、バイトなんかしてたっけ?」
『始めた。いろはと同じところ』
おお。攻めるなあ。
ていうか、皐月いろは、自分のバイト先ケントに教えたんだ。
ほんと全然まんざらでもないじゃん。
なんか、みんな楽しそうだなあ。
……私が、逃げ回らなければいいだけなんだけど。



