見上げた先の幸せ

次に真おじさんと顔を合わせたのは葬式だった。
その場に真斗はいなかった。彼自身も怪我をして入院していたらしい、誰が引き取るのか問題になっていたけどもう高校生だし形だけ保護者をつけてあとは一人暮らしをさせればいいという意見が多かった。

高校生だから、何だというのだろうか、たとえ家事が出来たとしてもひとりぼっちじゃないか。そう思った、俺が引き取ることも出来た。けど、どこか違う気がした。真斗のお父さんの言っていた「守ってあげて欲しい」とは。

それから一年経って俺は自分の病院を持った。そして母校からスクールカウンセラーとして月に二度来てほしいと頼まれた。俺は母校のためならと了承した。
少ししてから高校時代の担任が個人的に見て欲しい生徒がいると言って話を持ちかけてきた。