見上げた先の幸せ

「では、ここから大きな部品を作る工場に入っていきます、大きな音がするので気をつけてください」

え、ここよりでかい音がする、場所?

あ…ここダメかも。苦しい。

「……」
「真斗?真斗、頭ごめんね」

なんだ、これ。なんも聞こえない。

「そ・と・い・く・よ」

三間さんは暖かい手をそっと俺の肩に乗せてゆっくりと歩き出した。

「ごめんね、急にこんなのつけちゃって」
「あ、別に…それ、なんですか?」