すると、光は悲しそうに目を伏せた。
「そっか……莉奈は、僕が下に行けなくて遅刻して内申点下がって、就職できなくなってもいい存在ってことか……」
「そ、そこまで行ってなっ……」
そこまで言って、光の顔がニヤリと危うい笑みになった。
し、しまったっ……!
「じゃあ、どういうことなのー?僕、弟だから分からないよ」
「す、数ヶ月しか変わらないよっ……!」
「でも、弟は弟じゃん」
「ぎ、義弟だから……!って、もう朝ごはん食べなくちゃ遅刻しちゃう……!」
話を逸らして、光から手を離す。
少し不満そうにしながらも、光も立ち上がった。
「そうだね。僕も、流石に遅刻するのはかんべんだし」
「で、でしょ?行こっ……」
私は逃げるように一階へ早歩きをした。
「……はー……弟、弟、か……“俺”何言ってんだろ」
そんな光の言葉は、聞こえていなかった。
「そっか……莉奈は、僕が下に行けなくて遅刻して内申点下がって、就職できなくなってもいい存在ってことか……」
「そ、そこまで行ってなっ……」
そこまで言って、光の顔がニヤリと危うい笑みになった。
し、しまったっ……!
「じゃあ、どういうことなのー?僕、弟だから分からないよ」
「す、数ヶ月しか変わらないよっ……!」
「でも、弟は弟じゃん」
「ぎ、義弟だから……!って、もう朝ごはん食べなくちゃ遅刻しちゃう……!」
話を逸らして、光から手を離す。
少し不満そうにしながらも、光も立ち上がった。
「そうだね。僕も、流石に遅刻するのはかんべんだし」
「で、でしょ?行こっ……」
私は逃げるように一階へ早歩きをした。
「……はー……弟、弟、か……“俺”何言ってんだろ」
そんな光の言葉は、聞こえていなかった。



