「今から、私が話すことは信じがたいけれども事実です。でも、私はレナード様に明かしたいと思います。父、カルマン公爵は皇宮の隠し通路を使い2代前の皇帝を暗殺しています」
私が意を決して言うと、彼は思いっきりきつく抱きしめてきた。
「知っています。そして、そのことを隠し通すことも私にならできます。ミリア、よく聞いてください。必ずあなたを守ります。あなたを害すること、苦しめること全てを排除すると誓います」
レナード様はの優しい香りに包まれて私の恐怖が取り除かれていく。
「前に、派閥のバランスを考えてカルマン公爵家を失墜させようと思ってないと言ったのは嘘ですね。レナード様は私が好きだから、皇族殺しまでした我が家紋の悪事にも目を瞑るということですね。あなたは帝国のことを誰よりも考えていると思われているのに、本当に考えているのは私のことだけではないですか?」
彼は本当に嘘つきだ。
誰からも尊敬されている帝国の未来を担う中心人物になろう彼が、洗脳状態にあり、いつ何をやらかすか分からないような危険な私を愛していくれている。



