虐げられた私が姉の策略で結婚させられたら、スパダリ夫に溺愛され人生大逆転しました。



それに、再びあがなう術も分からない洗脳によりおかしな行動をしてレナード様を害してしまうかもしれない。
彼が何を考えているのか不安で仕方がない。
散々美しい方と踊っている彼が私を思ってくれているなんて私の妄想の産物でしかない。

「ミリアが逃げても追いかけます。もう、あなたなしの人生なんて考えられません」

レナード様が強く私を抱きしめてくる。
骨が折れそうな程強い抱擁に、思わず縮こまる。

これはリップサービスだろう。
サイラスだって全てを捨ても私と一緒にいたいなどと言っていたのに、いざその時になったら私を振った。